芯の強い女性が多く登場する競技ダンスマンガですが、その中でも一際強く成長した美しき女性が、赤城真子ちゃんなのです。

【タイトル】
 ボールルームへようこそ
【著者】
 竹内友 (Tomo Takeuchi)
【出版社】
 講談社
【刊行情報】

 1~11巻

【第1話 マガポケ試し読み】

ダンスってスゲぇや

好きなこともやりたいこともない系主人公のたたらくんが、競技ダンスを初心者レベルから始めるので、競技を知らない読者と同じ位置からスタートです。

ゆえに、たたらくんと一緒に成長していく感じがして、作品にものすごく引き込まれていきます。

ただ嬉しいことに、彼のダンサーとしての成長スピードが早すぎて、もう彼の背中は遠くまでいってしまいましたけどね。

たたらくんは競技者・表現者としての凄みが増して、初期のころとは別人ですね。ただ同時に、恐さと危うさを感じ、ファンとして心配してしまいます…。

そんなたたらくんが今まで組んだことのある相方は、花岡さん、真子ちゃん、ちーちゃんの3人です。みんな芯が強い女性ですが、その中でも驚くべき成長を遂げたのが、赤城真子ちゃんですよね。

赤城真子

兄・賀寿くん、妹・真子ちゃんは、 2巻のHeat5 ダンサーズ・ハイの終盤で、小笠原ダンススタジオに突撃する形で初登場しました。2人は兄妹でカップルを組み、アマチュア・ラテンではすごく有名だそうです。

真子ちゃんは、もじもじしていて、いつも兄に小言を言われ、それに対して謝っている消極的な女の子ってイメージです。賀寿くんは真子ちゃんとは全てが正反対な兄だと思ってください。

賀寿くんは花岡さんと(一時的に)組むことになって、真子ちゃんはセパレート(ペア解消)されてしまいます。
でも、兄を見返すために、兄に追いつくために、真子ちゃんはたたらくんとカップルを組み、天平杯に挑みます。

まぁ第三者目線で見ると、兵藤&花岡ペアに感情的な亀裂が生じ、赤城兄妹に喧嘩が発生し、たたらくんはそこに巻き込まれただけです。でもまぁ…仙石さんに巻き込まれたといいますか、たたらくんが自分から巻き込まれにいったと言いますか、諸々の事情を承知の上で、たたらくんと真子ちゃんとペアを組んだということです。

1番印象に残ったら…

仙石さんをいわく、リード&フォローの一体感、フロアを読む力、構成力、自信と存在を魅せたペアが勝つそうです。

真子ちゃんと組んで、たたらくんはそれらを身につけたそうですが、ブログ主(素人)には細かいことはよくわからんです。

なので「このペアが1番印象に残った」「この人が1番印象に残った」そのくらいの見かた(読みかた)でいいかなと思います。

印象に残るのがペア単位でも、ダンサー1人単位でもいいとも思ってます。現実のダンスを評価するときはダメかもしれませんが、マンガの印象に残ったことや、マンガの好き嫌いはそのくらいでいいと思います。もちろん、どうしてそう思ったのかは、言語化するように努めます。

真子ちゃんのここがいい

①強い心の持ち主

周りの人間たちから、
カップルバランスが悪い、
足を引っ張っているなど言われ、
兄から厳しい言葉を浴びせられ、
真子ちゃんはそれらに耐えられる強い心を持ってます。

幼いころから兄とダンスをしてきたとなると、それらをずっと言われ続けてきたのかもしれません。しかもアマチュア・ラテンで有名な兄妹となりと、有名ゆえに言われようのない悪口も言われていると思います。こういうのはスポーツの世界ではありがちでしょう。

真子ちゃんは、言われてることを事実と認め、常に努力を続けています。兄に迷惑をかけないために、辛くても兄には言いません。そして自分が言いたいことを全て封印し、全てのことを兄に合わせる、兄に追いつくために、全てを兄のためにしてしまい、それらは兄にとっては「つまらないダンサー」に見えてしまったのです。

そして真子ちゃんは、たたらくんと組んで変わりました。兄とは違う人と組んで自分を知り、知らないうちに抑えていた自分が引き出され、まこちゃんは競技者であり表現者になれたんです。なによりも、ボールルームクイーン賞を獲得して、自分に自信が持てたことが大きいとは思います。

②実力者

真子ちゃんは、才能溢れる賀寿くんと比較され、彼の影に埋もれていたような感じですが、賀寿くんとカップルを組んできた実力者なのです。

兄と一緒にいるために、兄の足を引っ張らないために、兄の求めるレベルを満たすために、真子ちゃんは相当努力をしてきたはずです。

兵藤くんは、彼女の背中のしなりから相当な練習をしていると誉め、いつもは怒っている賀寿くんでも「まこなら きっと 俺の動きに 食らいついて来るべ」と彼女の実力と根性を認めています。

たたらくんに才能があるとはいえ、彼は初心者です。そんな初心者と何かスポーツするのは、どうしても大変なことが多いと思います。初心者ゆえの過ちは、実力者がカバーし、そう見せないのが実力者だと思います。そういう描写は天平杯で全くありませんでしたが、描写してないだけで、真子ちゃんがたたらくんをカバーしていたことはたくさんあったと考えています。

③覚悟

赤城兄妹は、体格差があり、どうしてもカップルバランスが悪いです。賀寿くんは高1、真子ちゃんは中2で、これからその差は広がっていくでしょう。体格は努力だけでは埋められない差なので、いつかは絶対に越えられない壁になります。

そして、バランスが悪いということは、悪いけどそう見えないようにしなければありません。真子ちゃんが兄に迷惑をかけないように無理しているのか、賀寿くんが無意識のうちにセーブしてるのか詳細はわかりません。

ゆえに、いつか妹は兄のために、兄のダンスから離れなくてはなりません。イメージとしては真子ちゃんが身を引くような感じになると思います。しかし、兄に相応しい相方が見つかるまで、妹は兄の相方であり続ける覚悟を決めたんですね。

とても中2の女の子ができる覚悟とは思えませんが、競技の世界には残酷な一面がどうしてもあるということです。こういう覚悟ができるようになったのも、たたらくんとペアを組んで精神が強くなったおかげですね。

投稿者

しめさば

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