亜人と人間たちの学園生活から目が離せない!青春あり、恋愛あり、SFあり、読んでいてドキドキとワクワクが止まらない王道ストーリーは大人から子どもまで楽しく読めます!

【タイトル】
スピーシーズドメイン
【著者】
野呂俊介
【出版社】
秋田書店
【刊行情報】
1~12巻 (完)

エルフの学園生活

魔法が使えないJKエルフの風森弦子ちゃんは、エルフのイメージとプライドを守るために、森厳で孤高な学園生活を送っています。魔法の存在を信じる弦子ちゃんに対し、魔法を真っ向から否定する科学バカ野郎の大機発彦くんたちとの学園生活が幕を開けちゃいます。

青春×恋愛×SF

エルフ、イカロス、ドワーフ、オーガなどの亜人たちが、取替え子として人間界に登場し、亜人と人間たちの物語が展開されます。作品内では青春・恋愛・SFの3つの主テーマが根底にあり、どれかに偏りすぎることなく、しっかりバランスをとって物語が進んでいきます。学校パート、休日パート、夏休み、海、夏祭り、体育祭、学園祭など、学生に必要なイベントは全部盛りです。亜人も人間も無駄に個性の強い仲間が揃って、ボケもツッコミも会話のテンポを気持ちよくて、マンガとして読みやすいです。物語の最後に亜人たちの存在意義を明らかにして、最高の盛り上がりを見せてくれるので、是非とも完結まで読んでほしい1作です。

No1.ヒロイン弦子ちゃん

好きなキャラNo.1を決めるのが難しい作品です。だってみんな良い子たちなので…。でも、それでもあえて選ぶのであれば、ヒロインの弦子ちゃんです。最初はエルフのイメージを守るために孤高を貫き、その結果として友達の作り方がわからなくなるとか、割とポンコツ要素を持っているのがかわいいですよね。足が遅いのにイメージだけでリレーのアンカーを任され、期待を裏切らないようにちゃんと練習する姿は、真面目で責任感に溢れていました。エルフは弓の名手だから弓に憧れる、髪に魔力が宿るから髪を伸ばしていた…割と中二病をこじらせているところもあります。でも、魔法に憧れ、いつか魔法が使えるようになると真剣に信じていた純情さは素敵です。ずっと信じてきたからこそ、最後のエピソードに繋がっていくわけですし。そして大機くんに抱いていた恋心に気づき告白する姿は、1人の女性として完成した姿だと思いました。まさにヒロインの姿です。

現在は原作担当として「それでも君を幸せにしたい」が連載中です。こちらも記事化していますので、お時間がある方は読んでいただけると嬉しいです。記事はこちらのリンクから読めます。