首が伸びる女の子が登場する【ろくろ首ヒロインマンガ】です。彼女は妖怪ですが女の子なのです!青春を謳歌し、恋だってします!

【タイトル】
 彼女はろくろ首
【著者】

 二駅ずい (NIEKI ZUI)
【出版社】

 講談社
【刊行情報】

 1~4巻 (完)

SHE IS ROKURO・KUBI

高校1年生の鹿井なつきちゃんろくろ首です。首が伸びることを隠しているわけでもなく、日常的に伸ばしています。例えば、授業中に寝ぼけて伸ばしたり、ボーッとしてたり動揺したときにも伸ばしています。

そして彼女は、幼なじみである一樹くんのことが大好きです。しかし!その恋は進みそうで進まなく、もどかしい青春がこのマンガにあります。作品をさらに盛り上げるスパイスとして、ミステリアスさとシリアスさもあります!

かしまし妖怪三人娘

何かと首を伸ばすろくろ首のなつきちゃん

恋を後押ししてくれるのっぺらぼうののっぴ

何でも持ってるマスク女子の口裂け女よっちー

この3人の妖怪娘がドタバタ日常を過ごしています。一樹くんの女性の影を追いかけたり、体育祭で騎馬を組んだり、女の子が3人もいたらかしましいということですよ。

シリアス & ミステリアス

なつきちゃんと一樹くんの恋の駆け引きがメインとなるときは、基本的にシリアスです。ドタバタパートで始まって、シリアス恋愛パートに入ると、シリアスさが際立ちます。

この作品の最大のスパイスであるミステリアスさは、第3巻第14話の水族館デートで一気に加速します。一樹くんの回想シーン、水族館に来ていた人たちの「マジでろくろ首 初めて見た 向こう帰ったら見せようぜ」とスマホでなつきちゃんを撮影しようとした発言、それに対するなつきちゃんの「人間か……? 珍しい……」という発言、ここで作品のギアが変わって、加速して、良い意味でゾクっとし始めます。

妖怪差別が存在する世界

最初はゆるい感じで、妖怪と人間が共存する世界だな〜と思えます。しかし物語が進んでいくにつれて、徐々に不穏な空気を感じ始めます。作品世界では「妖怪の街」と「人間の街」で分けられており、モドリ橋という橋が、それぞれの街の境界となっています。

この設定こそが、ミステリアスさとシリアスさを強めます。一樹くんの母親は、妖怪に偏見を持ち、一樹くんがなつきちゃんと遊ぶことを嫌がっていました。もともと妖怪だったのか、妖怪になってしまったのか名言されていないですが、なつきちゃんはがろくろ首だとわかった瞬間、妖怪というだけでなつきちゃんが人間に危害を加える存在として忌み嫌い、それが原因で、一樹くんは母親と絶縁します。そして、高校生の一樹くんは「妖怪の街」の「妖怪の学校」に通っています。

一樹くんの母親の反応を見ていると、人間たちは妖怪たちを忌み嫌っていることがわかります。しかし、なつきちゃんたちを見ていると、妖怪が危害を加える存在ではないこともわかります。いったいどちらが正しいのでしょうか?おそらくですが、人間たちは事実ではなく伝承による印象だけで、忌み嫌っているだけだと思います。伝承というのは口頭で語り継がれ、語り手の主観が入り、脚色され、歪曲されるものなのです。人間たちが伝承の根拠の裏付けを妖怪の存在とし、「妖怪がいるから伝承は正しい」とか思ってそうです。

このような感じで、ブログ主的には、考察が捗る作品となっています。全4巻で、ブログ主的には不完全燃焼感はあります。でも!一樹くんの最後の決断には納得しているので、一樹くんとなつきちゃんのことは、応援し続けたいです。

「彼女はろくろ首」を読んでる友達と出会ったことがないので、誰かと語り合いたいものです。

以下から第1話を試し読みして、二駅ずい先生の描く「彼女はろくろ首」の世界を楽しんでほしいです。


投稿者

しめさば

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