「ホンモノの温泉ってこれのことか!」と目から鱗が出る野湯めぐりマンガです。大自然の温泉と出会うために、岩を越え、山を越え、やっと出会えた温泉に入るなんて…ロマンがあって気持ち良さそう。

【タイトル】
 野湯ガール
【著者】
 [原作] 麻生羽呂 (Haro Aso)
 [作画] 吉田史朗 (Shiro Yoshida)
【出版社】
 小学館
【配信情報】
 1~2巻

趣味 野湯めぐり

主人公・大鷹ヒバリちゃんはの趣味は、温泉めぐり、いや正確には【野湯めぐり】です。

野湯とは、自然の中で噴き出していて、商業施設ではない温泉のことです。ゆえに野湯めぐりは、観光して旅館に泊まってのんびり…というわけにはいきません。

雪山を越え、熊の横を通り、岩を登り、有毒ガスから身を守るためにガスマスクをしたり、それらの障害を乗り越えた人だけが野湯に入ることができるのです(全部が全部そういうわけではありませんが)。そして、時には人目を気にせずに野湯に入ることだってあります。

こう聞いてしまうと、野湯めぐりは他人には理解されないと思います。もはや苦行な気もしてきますが、ヒバリちゃんが野湯に入ってるシーンは、めっちゃ気持ち良さそうですし、野湯に向かう道中だって楽しそうです。

野湯が全てじゃない!

銭湯、スパ、温泉、家風呂、いろいろなお風呂好きはいますが、野湯好きの人には…今までお会いしたことがありません。より自然なものを求め、より純度の高いものを求め、よりハードなものを求め、趣味としての最高到達点が野湯かなと思ってます。

第3湯の締めでヒバリちゃんが「やっぱ野湯が1番だけど、頭洗えるから商業施設も有難すぎる〜!」と言っていました。たしかに野湯はすごいと思いますが、完璧なものだとしてないところがいいですよね。それぞれの温泉を使い分けて、便利に使っているところがいいです。

趣味を極める人って「〇〇だけがホンモノ!○○は以外は認めん!!」などと言い始める人もいたりします。
ヒバリちゃんは温泉、いやお風呂なら全部が好きなんだと思います。しかも、一緒に温泉に行く人に合わせて温泉選びができ、布教活動も完璧にこなすタイプなんです。

上級者として新しい野湯を開拓し続け、初心者を受け入れ、初心者に合わせて温泉を楽しむことができるなんて…こういう人材は本当に貴重です。人材が飽和してる世界でも、人材が枯渇している世界でも、どっちの世界であっても、こういった人材は大事ですよね。

元エクストリームスポーツ選手

野湯に入りたいとはいえ、ヒバリちゃんはとても普通の人ではできないことでも平気でこなせちゃいます。バイタリティがあって、ダイナミックで、その秘密は、ヒバリちゃんがエクストリーム選手だった過去話を読んだら納得しました。過去話では野湯との出会いがガッツリ描かれていますので、これについては1巻を買って読んで見てください。

1〜2巻での印象的野湯

【1巻】第1湯 東北某所 鬼ヶ砦火口之湯

火口湖で温かく(熱い)、泥湯で、酸性硫黄泉で肌がビリビリして…まさに自然が生み出した天然温泉ですね。人の手が入っていない成分未調整なので、効能が凄まじそうです。
この野湯と出会うために、雪山を登り、熊と遭遇し、ガスマクスをして有毒ガスから身を守って、山登りおじさんに裸を見られて、…第1話からインパクトが強すぎる野湯でした。

【2巻】第11湯 九州某所 Y地獄

素人の想像を軽く飛び越えていった野湯ですね。泥湯は知っていますが、これは「泥湯」ではなく「沼」ですね。
沼の描写を見て、熱くて湯気が立ち、ガスが発生してボコボコしてるから、ドラクエの毒の沼地ってこんな感じかな〜と思いました。見た目はヤバいですが、ドロドロしていて熱いor温かい沼に浸かるって…なんか気持ち良さそうですよねぇ。素人としては、すぐにシャワーで洗い流せればいいのですが、野湯なのでそういうわけにもいきませんね。

【2巻】第12湯 埼玉県 スーパー銭湯

まさかの野湯ではなく、銭湯のお話です。しかし!そんじょそこらの銭湯とは一味も二味も違います。温泉の成分が床や浴槽で固まって、それらが層となり、ミルフィーユやバウムクーヘンみたいになってる銭湯です。
ナトリウムやカルシウムが「これでもか!」というくらい含まれている温泉を化石海水と呼ぶそうです。大昔の地殻変動で、地中深くの地層と地層の間に海水が閉じ込められ、長い年月をかけて地中の成分が海水に溶け込み、それが地上に噴出したものが化石海水です。ヒバリさんのバイト仲間であるイチカさんいわく「お湯が濃くて、ズッシリ重たいというか… まるで、ゼリーの中にでも いるみたい。」という感覚の温泉らしいです。
聞いた感じだと…ものすんごく疲労が取れそうなイメージです。この銭湯どこにあるんや…。

こうい温泉がテーマにあるマンガを読むと絶対に思うことがありますよね。

そう「温泉に入りたい!!」ですね。

野湯はハードルが高いですし、効能だってどうでもいい!とにかく手足を伸ばして風呂に入りたいので、近所の銭湯にGO!!

投稿者

しめさば

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