「にゃるわーん」と鳴く猫・はなちゃんが登場する、等身大で現実的な猫エッセイマンガです。猫との何気ない日常が淡々と描かれていきますが、それがいい。

【タイトル】
 ねこはなはなし
【著者】
 夏目義徳 (Yoshinori Natsume)
【出版社】
 ナンバーナイン
【刊行情報】
 1~4巻 (完)

現実的な猫エッセイ

作者が猫との暮らしで感じていることを淡々と描く猫エッセイマンガです。
猫の声を代弁することはほとんどなく、飼い主が感じていることをメインに描いています。
かわいいだけじゃなく、猫を飼う大変さや現実がわかるようになっています。1話4コマの起承転結方式で、スパッと読みやすいです。

猫の子供と人間の子供

猫のはなちゃんを子猫時代に家の前で拾って飼い始め、それから作者の娘さんが産まれて、猫と人間の子育ても描かれています。

猫がベビーベットの近くに寄って寝たり、猫が娘さんを噛んだり…。大人でも猫に噛まれることはありますので、猫はかわいいだけじゃなくて、噛むことがあるという現実もちゃんと描いています。猫にも1匹1匹の性格がありますし、たぶん噛む時って猫だけが悪いわけじゃないと思うんですよ。

はなちゃんはもともと人間の子供が苦手だったようですが、赤ちゃんと暮らすことで少し慣れていき、ちゃんと成長してます。

噛まない対策

来客時にはなちゃんがお客さんを噛んでしまわないように、抱っこして口が開かないように顔を持つそうです。さらに追加技で、爪を出さないように顔と足先ごと持つと良いらしいです。こういう来客対策は、各家庭ごとにちがうのでしょうかね。
来客をめっちゃ喜ぶ猫ちゃんもいるかもしれませんが、大多数の猫ちゃんは警戒しますよね。ブログ主の小さいころの経験ですが、知り合いの家に遊びに行って、猫ちゃんに「シャー」とめっちゃ威嚇された覚えがあります。

知り合いの猫ジョージを預かる

ジョージという知り合いの猫ちゃんを作者の家でしばらく預かることになり、初っ端からジョージとはなちゃんは仲悪そうですね…。
お互い唸りあったり、大バトルを繰り広げたり、一方的にはなちゃんがジョージに張り付いて監視したり…猫の多頭飼いって幸せそうですが、やっぱり大変なところは大変なんですね。

野良猫同士のバトルを近所で見たことはありますが、かなり激しいですよね。動きも鳴き声も、普段の猫ちゃんとは大違いですし。それが家の中で勃発していると考えると…結構カオスですね。

猫を飼う現実を知る

はなちゃんを触ろうとすると逃げられ、
肉を盗まれ、
たまに噛まれ、
衣装を着せると嫌そうな態度をして、
ソファや壁で爪を研がれたり、
猫用おもちゃには興味を示さず、
毛とゲロの掃除したり、
ちょいちょい仕事を妨害されたり、
お尻拭き歩きをされたあとの掃除の大変さ…

などなど、ほんとうに猫を飼う日常を描いているのだと思います。猫を飼ったら幸せなことだけじゃないということを描こうという意志を感じます。

でも、猫が自分の背中の上でふみふみしているところをタブレットで必死になって撮影したり、肛門腺搾りの臭さにハマったり、旅行に行っても猫に会いたがるって、作者はかなりの猫好きですね。愛ゆえに、猫の全てを描いているのでしょう。

それにしても漫画家の部屋って、作業スペースの都合で色んなものを重ねて置いているようですね。なぜか重ねたところに猫は登りたがるようで、猫の目にはそれらがキャットタワーに見えるのでしょう。

投稿者

しめさば

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