鬼滅はアニメで人気に火がついて、コミックス累計発行部数が1億冊を越えて、映画の興行収入は300億円を越えて、超ビッグタイトルですね。

【タイトル】
 鬼滅の刃
【著者】

 吾峠呼世晴
【出版社】

 集英社
【刊行情報】

 1~23巻 (完)

作品概要は割愛し、好きなキャラについて語ろうと思います。原作ファンは全23巻を読破済みだと思いますが、アニメ派の人は、この記事は読まないでください。ガッツリネタバレを含みます。好きなキャラは「雷の呼吸の使い手 獪岳(かいがく)」です。鬼に堕ちて最後の最後まで敵キャラとして魅力あふれていました。

雷の呼吸の使い手から鬼が…

雷の呼吸の使い手から鬼が…しかも上弦の鬼が生まれてしまったことは、鬼殺隊としては大問題です。鬼を、無惨を倒すための組織から鬼が出てしまったのですから。鳴柱だった桑島さんが責任をとるために自害したので、それくらい大問題なわけですよ。組織に対しての責任、鳴柱および育手としての責任などがあったのでしょう。

本当は自らの手で討つという選択肢もあったと思いますが、組織で責任を取ることにおいて、それが正し方法とは限りません。そもそも、自分がやりたい責任の取り方をさせてくれるとは限らないのです。示しをつけるという意味合い、見せしめ的な意味合いが組織には必要なのです。

それに鳴柱とはいえ、年齢には敵わないですし、鬼になっても弟子を本気で殺すために戦うことはできないでしょう。もう一人の弟子であり、雷の呼吸のもう一人の継承者である善逸がいたので、善逸に全てを託したのだと思います。

鬼になるべくしてなった獪岳

鬼になるには肉体と精神の適正が必要です。つまり獪岳は、鬼の適性があったということになります。おそらく精神の適正がかなり重要であり、強くなるためなら鬼にでもなるという邪悪を享受する気概、絶望から鬼になることを選んでしまう精神的弱さ、これらが人間でいるか鬼になるかの分かれ目です。

獪岳は上弦の壱の強さに絶望し、死ぬのが怖くて、人をやめて鬼になることを選んだわけです。猗窩座の誘いを断っていた煉獄さんと比べたら、獪岳の精神は圧倒的に弱いと言わざるを得ません。

鬼になってからの調子の乗り方からわかるように、鬼になった獪岳の姿こそ、本当の獪岳なのです。人を見下し、他人を認めない、他人に感謝しない、自己中心的な性格は加速していますね。死ぬ間際まで考えを改めることがなく、ある意味で人間らしい存在になったと思ってます。クズっぷりを最後まで貫く姿勢は、小物っぷりを強めて、クズキャラとしては最高でした。

成長した善逸 後退した獪岳

戦闘において獪岳とは対照的に落ち着いている善逸。彼はどういう想いで戦っていたのでしょうか?

恩師である桑島さんの仇討ち
雷の呼吸の使い手としてのケジメ
鬼に堕ちた兄弟子への怒り
人の心まで捨ててしまった獪岳への怒り
獪岳を救えなかった自分への怒り
もう本当にいろんな想いがあったはずです。とても冷静でいられる状況ではないのですが、善逸の技はいつも以上に速くてキレがあり、そして何よりも目が覚めたままでした。

雷の呼吸 漆ノ型 火雷神

本当は獪岳と肩を並べるために編み出し、鬼に堕ちた獪岳を倒すために使った善逸オリジナルの型、それが「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神」です。

善逸としては、仇討ちを完遂させ、精神世界で桑島さんに認めてもらうことができました。でもやっぱり、獪岳を救えなかった、人間である獪岳と肩を並べることができなかった、それらが心残りだと思います。


雷の呼吸の型をせっかくなので記載しておきます。
壱ノ型 霹靂一閃 (へきれきいっせん)
弐ノ型 稲魂 (いなだま)
参ノ型 聚蚊成雷 (しゅうぶんせいらい)
肆ノ型 遠雷  (えんらい)
伍ノ型 熱界雷 (ねつかいらい)
陸ノ型 電轟雷 (でんごうらいごう)
漆ノ型 火雷神 (ほのいかづちのかみ)

連載始まった時は、すぐ打ち切られると思ってました…本当にごめんなさい。正直のところ週刊少年ジャンプの新連載って、どれもすぐ終わりそうって思ってしまうんですよね…。

さすがにここまで読んだ人は鬼滅の刃は履修済みかと思いますが、それでも第1話は掲載しておきます。ビッグタイトルになったので懐かしさを感じる人は多いでしょう。