【タイトル】
はじめの一歩
【著者】
森川ジョージ
【出版社】
講談社
【刊行情報】
1~134巻

千堂武士という漢

 「はじめの一歩」の千堂武士は、伊達さんの次に好きな男です。「浪速のロッキー」「浪速の虎」という異名を持ち、血気盛んでド直球、主人公・一歩のライバルの1人です。
 関西弁でお調子者みたいな部分もありますが、強い男に勝って、心の底から強いと実感するために戦っている男です。身体・精神の強さはアスリート、いや格闘技者として一級品であり、拳はフェザー級で日本一、いや世界一の破壊力を持っています。

ロッキー・マルシアノ

 「浪速のロッキー」のロッキーは、映画のロッキーではなく、ロッキー・マルシアノのロッキーだそうです。ヘビー級で無敗のまま引退したチャンピオンで、49戦無敗、テクニックより力を競うタイプの選手だったそうです。
 これを千堂さんが説明してくれたときは、単純に「へぇ〜、そんなチャンピオンが実際にいるのか〜」と感心したものです。はじめの一歩の世界の人たちは、すげぇボクシングに詳しいですよね。千堂さん、お勉学の方はダメそうですけど。

関西弁のキャラといえば千堂さん

 アニメのCVは、大阪出身の小野坂昌也さんが担当し、小野坂さんの関西弁と演技がすごく千堂さんにマッチしています。日常の会話、ボケとツッコミ、シリアスな感じ、リング上での咆哮、全てが痺れます。
 他作品の関西キャラを挙げるとすれば…コナンの服部平次ですかね。こちらのCVは堀川りょうさんで、同じく大阪出身です。関西弁のキャラクターって、作品内での存在感が強く、重要なポジションを担っていますよね。

主人公に2回負けてしまったけど

 全日本新人王決定戦で一歩にTKO負け、日本フェザー級王者防衛戦で一歩にKO負け、千堂さんは同じ男に2回敗北!2022年6月の連載時間軸でも彼は現役を続けています。
 今となっては、一歩を負かしたWBA世界フェザー級2位のアルフレド・ゴンザレスに勝ち、世界ランク3位から2位となり、今はWBA世界フェザー級タイトルマッチの権利、つまりリカルド・マルチネスと戦える権利を有しているんですよ。ランカー的には一歩より先にいっています。

アルフレド・ゴンザレス戦

 128巻 Round1295 「死神の指導」から130巻Round1309 「魔法の言葉」で、千堂さんとアルフの戦いが描かれています。
 メキシコという敵地、世界ランク2位が対戦相手だから、技術は相手が上だからなどの対戦背景なんて…千堂さんにとって関係ないですね。一歩を倒した男を己の拳で倒す、それだけです。
 ボクシングの技術的なことは難しいので詳細はわからないですが、どちらがより野生なのか、凶暴か、肉体と精神が頑強か、どちらの拳が上か…純粋に強さを競っているように見えていました。相手を倒した方が強くて勝ち、ものすごくわかりやすいですよね。
 それにしても最後に千堂さんが右カウンターを顔面に叩き込まれたときは「あ、一歩と同じように負ける…」と思ったものです。でも千堂さんの精神は断ち切られずに、左アッパーをゴンザレスの顎に突きさし、文句なしのKO勝ちでしたね。千堂さんは一歩よりも狂気じみた内面を持っているので、一歩が現役復帰して世界で戦っていくのであれば、狂気じみた野生と勝利への渇望が必要になると思います。千堂も伊達さんも砕けた拳でも戦うなんて、凄すぎる…。試合中はアドレナリンが出ていて大丈夫なんでしょうか…。

3回目の千堂VS幕内

 ファンとしては、千堂さんと一歩の対戦をもう1回見たいんですよ。千堂さんにリベンジの機会を与えたいんですよ。そのためにも、千堂さんにはこれから戦うリカルドに勝って、世界チャンプになって防衛し続け、一歩が復帰して世界フェザー級チャンプになった千堂さんのもとにやってきて欲しいです。宮田くんは一歩と戦えないという葛藤と戦うキャラになってしまってる気がしますし、千堂さんだけはここぞというタイミングで一歩と戦っているので、千堂さんと一歩の3回目の戦い可能性はあると思ってます。
 なによりも世界戦のリングで、日本人同士でララパルーザやってほしいんですよ。千堂さんに勝ってほしいと思いつつ、復帰したら一歩にも負けてほしくもないという矛盾した気持ちです。どっちが勝っても不満はないくらい、2人とも強い男だと思っています。

投稿者

しめさば

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