【タイトル】
 学校の推せる怪談
【著者】
 井上とさず (Tosazu Inoue)
【出版社】
 少年画報社
【刊行情報】
 1巻 2巻

かわいい怪異の物語

「放課後スイッチ」井上とさず先生の作品です。娯楽と刺激にあふれた現代人にとって、古臭い学校の七不思議では物足りず、このままでは怪異たちは忘れられてしまいます。そこで現れた救世主が五寸釘子ちゃん。学校の七不思議を新しくプロデュースしちゃいます。そのコンセプトはなんと…推し怪異です。

怪異イヌ人間

科学教師によって生み出された怪異。走って逃げると永久に追いかけてきます。昔みたいに人間を怖がらせたくてウズウズしているところ、釘子ちゃんに見つかってしまいます。イヌ人間は、かわいい犬の女の子、小型犬のような愛くるしさ、これじゃあ怖がってくれませんね…。釘子ちゃんは「夜な夜なイヌ耳美少女の撮影会が開かれる新・七不思議」としてプロデュースしちゃいます。イヌ人間は、撮影会で人間たちに会えて、喜びで尻尾をブンブン振りまくります。怖がらせるのではなく、かわいさで悶えさせる、それが次世代の怪異なのです。推すための新しい名前は「わん子」です。釘子ちゃんの相棒としてレギュラー登場します。

続々プロデュース

トイレの花子さん、口裂け女、首無しライダー、体育館の生首…みんなノリがよすぎるくらい新規プロデュースに適合しちゃいます。怪異を恐怖の対象ではなく、萌えの対象にしてしまうとは、釘子ちゃん、いや井上先生のプロデュース力が高すぎる。

気絶キャラ・九条ちはる

めっちゃ怖がりで気絶しがちな生徒会長・九条ちはるちゃん。真っ向から怪異の存在を否定します。ポジション的にはツッコミ&リアクション担当ですね。唯一と言っていいくらい怪異を恐怖の対象だと認識していて、気絶という最大の武器が彼女の個性を光らせます。

まだまだ個性の強いキャラが増えていき、物語が盛り上がってきそうです。今後の怪異のプロデュースに期待です。

投稿者

しめさば

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