「んま~」と鳴く生きてる赤べこ、それが「あかまつ」です。郷土玩具を生きてる設定にするなんて…アイデアがスゴイ。

【タイトル】
あかまつ
【著者】
作井ルビ (RUBI SAKUI)
【出版社】
講談社
【刊行情報】
1巻 2巻 (完)

福島県会津の物語

春から高校生になるあおいちゃんは、下宿先の親戚宅に向かうため、福島県の会津若松駅に降り立ちました。そこで、小さい女の子・鶴子ちゃん、赤べこ・あかまつと出会います。驚くことに、2人は16歳の同い年で親戚です。そして春から看護学生になるみゆきちゃんとも出会い、3人は瞬時に友達になります。あおいちゃん、鶴子ちゃん、みゆきちゃん、あかまつ、女の子3人+1匹による楽しい日常のスタートです。

みゆきちゃんはしっかりしてる

女の子3人の中だと、みゆきちゃん派です。大学生に見えるくらい大人っぽく、ギャルっぽいのに看護士を目指しているという、ギャップのあるかわいい女の子です。恥ずかしながらも友達になれればと思って、あおいちゃんと鶴子ちゃんに声をかけているのは…めっちゃかわいい。鶴子のおばあちゃんのご厚意により、ご飯はおばあちゃんが作ってくれることになるんです。そのため食卓は、おばあちゃん、鶴子ちゃん、あおいちゃん、みゆきちゃん、あかまつ、4人+1匹の団欒になり、素敵な空間になりました。おばあちゃん世代の作る料理って、なんか美味いんですよね。

生きてるあかべこ

赤べこは、福島県会津地方の郷土玩具です。でもあかまつは玩具ではなく、生きているのです。それ以上でもそれ以下でもありません。ブタでもなく、UMAでもなく、CGでもなく、生きてます。「べこ」とは「牛」の意味ですが、あかまつは犬みたいにリードで散歩でき、2本足で立つこともできます。全体的にプニプニで、角の部分は硬いです。生のにんじんやきゅうりをバリバリ食べます。鳴き声は「んま~」です。謎の生き物ですがかわいい…。

赤べこに癒される新しい感覚がこの漫画にあります。全2巻で、あかべこが生きているマンガは、少し時代を先取りしすぎていたのかもしれません。「あかまつ」で物足りない方は、読み切り版である「会津赤松」も読んでみてください。

▼作井ルビ「会津赤松」(読切)

▼作井ルビ「あかまつ」(連載版)

投稿者

しめさば

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